神奈川労務安全衛生協会講演

今日は神奈川労務安全衛生協会平塚支部にて労務管理に関する講習会を行ってきました。平塚支部にはこの3年間で5回もの講演機会をいただいており感謝しかありません。

今日は最近よく問題になる問題社員の事例とその対策について話しました。例を挙げると、勤務時間中にスマートフォンを使ってSNSやオンラインゲームをしてサボる社員対策などです。

勤務時間中にスマートフォンを使うなというのは一見簡単かもしれませんが、営業職の従業員などはスマートフォンを持たない訳にはいかないでしょう。仮に業務用にスマートフォンやPCを支給していたとしても、営業で長い時間会社を空けている場合等は私物のスマートフォンも持ち歩くでしょうから使用を完全に禁止するのは不可能です。また、禁止するといっても、家族からの大事な連絡、子供を預けている保育園からの連絡等まで制限してしまうのはやり過ぎです。このように、サボりを禁止するルールを作るのも意外に難しいです。制約しすぎると、信用されていないのではないかと感じ、従業員の仕事に対するモチベーションにも影響しかねません。

また、それ以上に難しいのはルール違反があったどうかをチェックすることです。勤務時間中にSNSに写真をアップするなど分かりやすいものであれば良いのですが、そうでない場合には実際にスマートフォンをチェックする必要があります。私物のスマートフォンを見るのはプライバシー等の問題で簡単にはできませんし、会社支給のスマートフォンでも履歴を消去されれば簡単にはサボりは発覚しません。サボりをチェックするために会社が割くことができる労力や人件費にも限界があります。

講習では、このようなサボりチェックの難しさや限界に着目し、その会社の規模や業種などに応じて適したサボりを制約するルール作り、作ったルールをどうやってチェックするか、実効性のあるものにしていくか等につき解説していきました。

この他には会社の許可なくダラダラと残業を続ける問題社員など、まだ本などではそれほど扱われていないタイプの問題社員対策につき話しました。研究や対策が十分とは言えない領域の問題を扱いましたので、自分にとっても良い勉強、整理の機会になったと感じています。

こういった問題社員対策の講演のご依頼、また会社経営者の方からのご相談はいつでも受け付けておりますのでお気軽にご連絡いただければと思います。

 

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