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横浜大型マンションの建物傾斜の問題について

昨日、今日と相当ニュースになっていますが、横浜市都筑区の大型マンションで、建物を支える杭の一部が強固な地盤に届いておらず建物がわずかに傾斜していることが判明した問題で、TBS系列のゴゴスマ~GOGO!Smile!~から電話取材を受けました。本日オンエアされます。報道によれば、問題の杭を含め、10本の杭の部分の地盤調査が実際には行われておらず、別のデータの転用や加筆で虚偽の報告をしていたとのことであり、事実であれば建築基準法にも触れる極めて重大な問題です。

取材では、本件のように、購入・入居前には普通気づかないような住宅の欠陥が見つかった場合に考えられる請求について問われたため、一般的には欠陥の修補請求、欠陥により物件の価値が減少したこと等に対する損害賠償請求、欠陥がひどい場合には物件の売買契約自体を解除することなどが考えられると回答しました(責任追及ができる期間をすでに経過している場合など、請求ができない場合もあるのでご注意ください)。他にも、ケースによっては、詐欺を理由に契約を取り消したり、重大な欠陥を知らずに取引をしたのだから錯誤があったとして契約の無効を主張すること、設計士や施工主に損害賠償請求をすることなども考えられます。事実関係がはっきりしないので断定はできませんが、本件のように建物自体の傾斜という安全性に直結する重大な欠陥がある場合であり、かつ、データの転用や加筆のあるという悪質な態様のケースであれば、資産価値下落の損害賠償(補償)請求や契約の解除も十分に認められる可能性があるのではないかと考えられます。

 

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