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AD時代のこと⑥

先日、ADの持ち物について聞かれたことがあったので取り上げようと思います。番組によって多少の差はあると思いますが、大体以下のような感じがオーソドックスなADスタイルです。

まず、カバンは吉田カバン(ポーター)のショルダーバッグかボディバッグを持っている人が多いです。軽いし丈夫だし小さいのに収納がたくさんついているし値段もそんなに高くないので。ショルダーバッグやボディバッグが好まれるのは、トートバッグやボストンバッグだと片手が塞がってしまいますし、リュックだと中の物を出すには一旦下ろさなければなりません。その点、ショルダーバッグやボディバッグならバッグを前に回せばすぐに物を取り出せるし、両手も空くからです。私の持っていたADバッグもやはり吉田カバンのもので、とても長持ちしました。ADをやめた後は趣味であるスポーツ観戦に行く時用バッグ(チケット、応援グッズ、競馬の投票カードや馬券を入れる、席取りにも使う)として長年使ってきました。今はようやく長い役目を終え、札幌の実家に眠っていると思われます。

カバンの中身は、まず、布のガムテープ(白と黒、白と青など2色組み合わせが多い)です。スタジオ内で、バミリ(出演者の立ち位置を決めてそこにガムテープを貼っておくこと)をするのに使います。ボディバッグだと、肩掛け部分が着脱式になっているので、いったん外して、ガムテープを通してからつけて持つことが多いです。これをやるとかなり便利で、カバンにかむテープを引っかけたまま使えてどこかに置き忘れたり、小道具担当スタッフに間違って持っていかれたりすることもなくなります。

油性マジック(5色くらい)、スケッチブック。これらはカンペを書くためです(カンペの書き方は結構難しいので別の機会に紹介します)。スケッチブックはカバンに入らないのでテレビ局の紙袋などに入れて持ちます。

ノリ、セロハンテープ、ハサミ、カッター、ホッチキス。小学生のお道具箱の中身と同じです。このころの感覚がまだ残っているのか、実は今でもかばんに最低限の文房具が入っていることが多いです。

メモ帳、ボールペン。電話やディレクターの指示のメモ用、店屋物の注文の時用などに…。

後はテレビ局に入るためのIDカードや財布など自分の私物です。

 

大体こんな感じで、ポーターのバッグに日テレの手提げ袋、サッカーのユニフォームにボロボロのデニムとスニーカーというスタイルで通勤していました。今はすっかりスーツを着なれてしまいましたが、あんな格好のまま30代中盤を迎えるというのもアリだったかも知れないなともちょっと思います。

 

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